コラム

【今からでも遅くない】マーダーミステリーとは

お初にお目にかかります。さばいもと申します。

知っている方も知らない方もいるとは思いますが、本記事が掲載されているサイトは【マダミスTIMES】。ボードゲームの一種であるマーダーミステリーを専門としている情報サイトです。

私はこのサイトを見ていて思ったことがありました。

マダミスタイムズのヘッダースライダー

『マーダーミステリーについて説明する”記事”がない!!! マーダーミステリーの情報サイトなのに!!!! どこにも!!!!! 』

だからこそ、その事実に気づいた私はマダミスについてご紹介しなければなりません。

ということで本記事では簡単にマーダーミステリーをご紹介させていただきます!!

「推理ゲームなんだけど、なんだか難しそう…」

「どんなゲームか全く知らないな」

そんな方に向けて書かせていただきます。


1. マーダーミステリーとは

マーダーミステリー(通称マダミス)とはプレイヤーがミステリーを題材とした小説や漫画に現れるキャラクターをそれぞれ演じながら事件の謎を追うという体験型推理ゲームジャンルです。

マーダーミステリーLost/Remembrance公演風景
マーダーミステリー開始前の机の様子/『Lost/Remembrance』公演より

英語表記で「Murder Mystery」という名前の通り殺人事件がゲームの最初に起こり、プレイヤーが殺人事件の謎を解き明かすため、調査や会議を行うものが定番となっています。

プレイヤーは物語のキャラクターとして会話しながらゲームを進めます。

キャラクターの設定はありますが、すべてに台本があるわけではありません。プレイ中はプレイヤーがキャラクターとなりアドリブで会話をします。プレイヤーの紡いだ言葉が物語の一部となるのです。

キャラクターは容疑者であり、個々の性格、目的、考えなどが存在します。

プレイヤーはキャラクターになりきり目標を達成すべくゲームを進めていきますが、各キャラクターごとに目標が違うからこそのジレンマが存在します。

「犯人は捜したいけど、自身の過去の罪がばれることを恐れるキャラクター」や「過去の事件の犯人に復讐をしたい人物」、「金目のものを手に入れて逃げたい人物」などさまざまです。

このように犯人以外のキャラクターも含め、その場の人物の思惑が交差するからこそ、奥深いミステリー体験が味わえます。

各キャラクターの思惑が交差するという点が私は大好きなんです!!

キャラクターの数だけ物語があるからこそより重厚な体験となるんだと思います。

しかし、ミステリーである都合上、犯人や事件の真相がわかってしまうとゲームとして楽しめなくなってしまいます。

このことから《人生で一度しか遊べないゲーム》とも呼ばれています。

2. マーダーミステリーの魅力

マーダーミステリーは他のゲームにはない魅力があります。

そんな魅力をここでは伝えられればと思います!

▽”何者か”になれる

殺人事件…… 日常とはかけ離れた非日常。

舞台は様々ですが、プレイヤーはそんな物語に飛び込むわけです。

それが非常に楽しいんです! 非常に!!

お嬢様や登山家、小説家、占い師、さらにはゴリラまで!

何でもなれるんです。

普段の生活をしていたらそんな人物にはなれないからこそ、夢が広がるんです。

私のなりたいお嬢様にもなれましたわ!!

この前はデスゲーム参加者にもなりました!!

他にもアニメの世界に入り込むような作品もあったり!

マーダーミステリー『STEINS;GATE 唯一無二のピスティス』公演風景
マーダーミステリー開始前の机の様子/『STEINS;GATE 唯一無二のピスティス』ジョルディーノ立川店 公演にて

▽あなただけの物語を

マーダーミステリーはその場に集まった人々が会話や行動をして物語が進んでいきます。

小さな発言や行動によって展開が大きく変わることもしばしば。

《人生で一度しか遊べないゲーム》であり《この世に一度しかない物語》でもあるんです。

同じ作品をプレイしてまるっきり同じルートを辿ることはありません! 

プレイ後に他のプレイ済みの人と感想を語り合うのもまた最高に面白いマーダミステリーの楽しみ方ともいえるでしょう。

こんなことは映画や小説では考えられません。

この唯一無二性が多くの人を夢中にさせる理由の一つなのは間違いないでしょう。

▽体験型推理ゲームの主役は探偵だけじゃない!

多くの推理ゲームや推理小説は探偵視点で描かれることが多く、事件の真相を追うことが一番の目標になっています。

しかし、マーダーミステリーはそれだけじゃないんです!

冒頭にも説明しましたが、キャラクターには探偵だけでなく、犯人や事件に興味のない人だっている場合もあります。

犯人と探偵の騙しあいや、それ以外の要素もたくさんあるんです。

それらが総合されたのがマーダーミステリーです。

そして、第三者視点ではなく当事者目線だからこその体験価値があります!

キャラクターを演じながらも、プレイヤーの考えがそのまま反映されます。

基本的に犯人は逃げ切るためならどんな手段でも使うでしょう?

そういうことです。

私が犯人であれば絶対何でもします。

捕まりたくないので。全然、川とか飛び込むし!!!

3. マーダーミステリーはどこで遊ぶの?

基本的には二種類存在します。

「オンラインで遊ぶ場合」と「その場で集まって遊ぶオフラインの場合」です。

オンラインではCCFOLIA(ココフォリア)ユドナリウム(リンクはユウグレノート様より)などのオンラインセッションツールを使用して、通話にはDiscordなどが使用されることが多いです。

オンラインのいいところはどんなところにいる人でも参加できることです。

また、オンラインだからこそのシナリオが遊べたり、大きな準備をしなくていいところが挙げられます。

マーダーミステリー鬼哭館の殺人事件のユドナリウム盤面
ユドナリウムのルーム例/『鬼哭館の殺人事件』

オフラインはレンタルスペースやボードゲームカフェ、マーダーミステリー専門店で行えます。

対面では没入感が上がり、オンラインとは違う雰囲気を楽しめます。

プレイ作品はパッケージ作品や公演作品など多岐にわたります。

気になる方はSNSなどで調べて参加するのもいいでしょう。

ちなみにこの「マダミスTIMES」を運営している「週末倶楽部」でも公演を行っております。

興味のある方はぜひとも!X(旧 Twitter)でも公演の告知をしております。

週末倶楽部 (@weekend_club_) / X

4. 気になったら配信をチェック

マーダーミステリーに興味をもったけど、どうにも腰が重い…ということもあるでしょう。

そんな時は”配信コンテンツ”を視聴することもいいでしょう。

YouTubeやTwitchなどの配信サイトでは日々、多くの作品がプレイされております。

もちろん、視聴してしまった作品はもう二度と遊ぶことはできないので注意が必要ですが。

マーダーミステリーと配信は非常に親和性が高いのです。

マーダーミステリー配信ではプレイヤーごとに得られる情報が異なるため、プレイヤーと共に一緒に楽しむことが出来るのです。プレイをしながら感情や驚きの共有などを行えるというのは面白いことです。

まことに勝手ながらおすすめGM(ゲームマスター)配信をいくつか下記に書かせていただきます

ネタバレになりますので、視聴する際はお気をください。

5. 最後に

この記事では簡潔にマーダーミステリーについてまとめさせていただきました。

皆様もぜひ、非日常なミステリーの世界を存分に味わっていただきたいです。

今回ご紹介したものはあくまでも一例です。

これらに囚われない驚天動地な作品も多く存在しています。

それもマーダーミステリーの面白さであり、私はそんなマーダーミステリーも好きです。

本サイトでは他にもマダミス作品の紹介なども行っているので、ぜひ見ていただければと思います!

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