コラム

【レポ】マダミーティングに行ってきた!

ご挨拶

みなさん、こんにちは。週末倶楽部のアスカです。
2024年2月18日(日)、港区立産業振興センターにて「マダミーティング」が開催されました。
私も参加しましたが、内容盛りだくさんで楽しいイベントでしたので、ご紹介していきたいと思います。

マダミーティングで体験できたのは下記の5つ!
・討論会
・講演会
・交流会
・読み合わせカフェ
・物販

私が実際に体験した順を追って、紹介させていただきます。

入口

入場するとすぐに本日の登壇者のサインが書かれたボードが見えてきます。

物販紹介

まずは「物販」!
当日購入できた商品はこちら。

https://ozon.jp/mmtg/より引用

「『ヤノハのフタリ』フタリ用読み合わせ台本」はこのイベントだけの限定配布ですし、話題作「天使は花明かりの下で」の書き下ろし小説「月夜の少女」、不朽の名作「遠き明日への子守唄」の読み合わせSSである「遠き明日への夢物語」、他にもboothで売り切れになっている商品などもラインナップされています。

私が到着したのは討論会や講演会が始まる11時の少し手前でしたが、すでに売り切れの物もありました。

こちらは私が購入したものです。

「遠き明日への夢物語」は売り切れでした(泣
次回開催される場合は、開場時間に入ることを固く誓いつつ、気を取り直して討論会に行きます。

討論会

当日のスケジュールはこちらです。

https://ozon.jp/mmtg/より引用

公式HPには「討論会では、切り込んだテーマで各有識者やプレイヤーさんにご登壇いただき徹底討論を行います」という説明がありましたが、本当に突っ込んだ内容で、面白かったです。

初っ端から、商標問題。これは2024年開幕からYahoo!ニュースになったほど話題になりましたが、気になっていることを登壇者が根掘り葉掘り質問。しかも、予定にはなかった登壇者も現れ、会場が湧きました。

議論が次のテーマに切り替わるころに、注目していた別会場の講演会が始まる時間となってしまったので、泣く泣く退場。アーカイブもあるので、後のお楽しみにとっておきます。

講演会

当日のスケジュールはこちらです。

https://ozon.jp/mmtg/より引用

「講演会では、各登壇者が18分間のプレゼンテーションを行ってもらいます。
切り口は様々で『マーダーミステリー』の制作だけでなく、これからのマダミスの市場や、更に楽しく遊ぶためのノウハウも!なぜマーダーミステリーが流行ったのか、最高の作品はどのように産まれるのか、マダミスの真髄に迫る13公演、どうぞお楽しみください!」
との説明通り、18分という短い時間ながら聞きごたえのある内容となっていました。

さて、個人的に大注目していた「なぜ『中国マダミス』はここまで成長したのか?」の講演です。登壇者は上野に店舗がある「花花世界」代表のカニさん。中国生まれ日本育ち。

2018年に没入型マーダーミステリーを体験し、あまりの面白さに2021年に上海に店舗を開いたそうです。(現在店舗のある上野店は2023年から)
「中国のマダミスはカラオケくらい普及している」とか「中国の市場規模は3000億円を超えている」とかいった噂がありますが、その噂が真実なのか。また、ここまで成長してきたのは何故なのかをお話されていました。カニさんの肌感覚から、外的要因を3つ取り上げて解説されていました。

1つ目については、スケールが凄すぎて会場もざわざわ。
2つ目は日本でもその傾向はありそうだと個人的には感じました。
最後の要因については、「とてもうらやましい」という感想です。

中国ではカラオケと並ぶエンタメになっているというのも納得。
マーダーミステリーの可能性を感じられる講演でした。

続いて、「ランドルフ・ローレンスの追憶」や「パンドラの人狼」などで知られる「じゃんきちさん」こと「佐藤倫」さんの講演。

「マダミスのゲームデザインについて」というお題ですが、「ゲームそのものを作るのではなく、体験を作る」といった観点から、重要なポイントを説明してくださいました。

マーダーミステリーをプレイしたことのある方なら、「なるほど!」とつぶやいてしまうような「マダミスあるある」な内容を例にすることで、分かりやすく、プレイヤー視点と作者視点の違いも面白く聞ける内容でした。
この講演で聞いたことを踏まえて、「ランドルフ・ローレンスの追憶」を振り返ると、「そういうことか!」というアハ体験ができるかもしれません。

読み合わせカフェ

そのあとは休憩時間ですが、休憩なんてしていられません!(笑
読み合わせカフェ」へと立ち寄りました。

今回はマダミーティングへの出張ブースということで、机と椅子が並べられたロビーの一角で皆さん楽しそうに読み合わせをしていました。

「さあ、私も!」と受付に行きますが、もちろん一人では読み合わせできないので、ロビーにいた友人にお手合わせを頼みました。(ありがとうございます!)

席に座り、メニューを選びます。

2人用〜4人用までありましたが、私たちは2人なので、2人用を見ます。短いもので3分。長いものだと30分のものもありました。性別も「女性2名」や「男性2名」、「性別限定なし」など様々な組み合わせ。

キーワードを見ると「少し不思議」や「コミカル」等の記載があり、なんとなくイメージができるようになっていました。

次の講演を聞きたいので、私たちが選んだのは短めの作品「カラフルおばさんと女の子」10分。女性2名。キーワードは「少し不思議、未来、おばさん、ほっこり」。

何がカラフルなのかはネタバレなので言えませんが、読み合わせていくうちに真相がわかり、短いながらも引き込まれていきました。

気軽な演技体験とでも言いましょうか。

もともとマーダーミステリーの読み合わせは好きな方ですが、短時間で(10分!)ここまで楽しめるとは思っていなかったので、衝撃でした。

最後にカードもいただきました。

そして、その後休憩のたびに読み合わせカフェに行くことになります。

2つ目は「恋のリバウンド」。こちらはさらに短い5分の作品。女性2名。キーワードは「駄弁芝居、簡単、ガールズトーク、禁煙」。こちらも、ロビーにいた友人を誘い、体験しました。(ありがとうござます!)

ガールズトークって楽しいですよね!きゃぴきゃぴしながら話します。心は17才。

いただいたカードはこちら。

最後に、我らが編集長moekoさんを誘い、3度めの読み合わせカフェへ。

すっかりハマっています。

3つ目は「アスファルト」。7分の作品。性別指定なし。キーワードは「日常、コミカル、奇抜な人物、タバコ」。

これは……すごかったです。もう、途中から笑いすぎて次の文章が読めなくなってしまうくらい。

カードはこちら。

当日は時間が限られていたので気づきませんでしたが、初心者向けの注意事項に「読み終わったら感想を話し合う」「配役を変えて読んでみる」などの楽しみ方の記載があり、確かに配役を変えて同じ作品を読み合わせても面白そうだと感じました。

また、こちらも当日気づきませんでしたが、いただいたカードの裏に、「役名、名前、Date」を記載できるので、いつ誰とどんな物語を体験したのか記録できるようになっていました。これは、かなりありがたいお心遣い。 

今回は休憩の合間だったのであまり時間がなかったのですが、時間をとってゆっくり遊びに行こうと思います!

再び講演会・討論会へ

さあ、休憩の後は、運営の方から与えられたテーマをみて「正気か?」という感想をいだいたという、とんとんさんの講演や、店舗関係者にはかなり答えづらい「ここが辛いよ!プレイヤーマナー討論会」、作者によってかなり違いが見られた「実践的な、マーダーミステリーのつくりかた」、最後に「マーダーミステリーの定義と今後のトレンド」と、1日があっという間に終わってしまいました。

しかし、これで終わりではありません。嬉しいことに、参加チケットには当日のライブ配信、そして後日アーカイブを視聴できる特典もついていました。

2会場で同時開催しているので、片方を聞いていると、もう片方は聞けませんが、聞きに行けなかった講演や討論会も、これで余すことなく楽しめます。

そして、ここまでお読みいただいたみなさんも、まだ遅くはありません!

2月29日(木)までマダミーティングのアーカイブチケットを販売しているとのことなので、チェックしてみてください!

※2月29日(木)追加情報
アーカイブチケットの販売の延長が発表されました。
3月9日(土)0:00まで。


アスカ
マーダーミステリーGM(ゲームマスター)、シナリオライター、デザイナー。
2020年ごろから活動を開始し、現在は上野にあるTRPG&マダミスカフェ モノドラコにてGMを担当。個人GMとしても活動している。
【シナリオ制作】「アマリッツァの悲劇」、「ANIMA-禁断の記憶の扉-」(シナリオデザインの一部を担当)
【書籍】「君がマダミスGMになるために」主著
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