はじめに
この記事は、マダミスTIMES編集部ライターの二人が、劇的マーダーミステリー『ヒトリス~魔法の光は闇で煌めく~』を体験したプレイレポートである。
公式が発表しているゲーム中の内容以上のネタバレは一切ないのでご安心の上、お楽しみを。
12月4日 編集部からご招待の連絡
編集部『ロストプロダクトエンターテイメント様から、劇的マーダーミステリーの新作へのご招待がありました。ご厚意で無料です。編集部の条件としては、体験後プレイレポートを書いてもらいます。』
ロストプロダクト
謎解きやマーダーミステリーといった、参加者体験型リアルイベントの制作団体です。 謎解きゲーム黎明期から、数々の謎解きイベントを企画・公演してきました。(公式より引用)
公式HP:https://www.lostproduct.jp
ふらんく「無料で劇的の新作が遊べると聞いて」
しごろ「行くしか無かろう」
編集部「いつも返信遅いのにこういう時だけすぐ食いついてくるな」
ライター紹介
藤本ふらんく
週末倶楽部の主任GM兼デザイナー。キャラプレイに取り憑かれたロールプレイジャンキー。
「先月妻のソシャゲ課金6万円が発覚し金欠」
三ヶ崎四五六/しごろ
週末倶楽部ゲームデザイナー兼ライター兼GM兼事務所管理人。住所不定。
「家もなければ金もない」
事前情報の確認
ふらんく「劇的劇的劇的ィ!」
しごろ「そもそも劇的マーダーミステリーってどういうジャンルなんよ」
ふらんく「劇的はね……! 劇的でこう……すごいんだよ……!!」
劇的マーダーミステリーとは、なんですか?
日本初のマーダーミステリー専門店「シンジュクジンチ」を開店したロストプロダクトエンターテイメントが送る、新体験エンターテイメントです。
一般的なマーダーミステリーゲームとは違い、事件が起きたシチュエーションを再現した店舗を実際に探索していただきます。より没入感高く、推理をお楽しみいただけるゲームです。
ふらんく「なんやで」
しごろ「すごくよく分かる。公式HPからの引用みたい。新作って言ってたけど今回のはどんな? 情報出てる?」
ふらんく「『ヒトリス』はなんと魔法学校モノなのだよ三ヶ崎くん!」
『劇的マーダーミステリー ヒトリス ~魔法の光は闇で煌めく~』
あらすじ
魔法学院ヒトリス。
かつて大賢者と呼ばれた魔法使いの名前を冠した学院には、魔力の才能を持った生徒たちが集まり、寮生活を送りながら、立派な魔法使いになることを夢見て努力を続けている。
この世界で魔力を持ったものは希少であり、その才能を磨き魔法使いになれば、それは理想の人生の実現を意味している。
あなたはその学院の新入生として学院の扉を叩いた。これから始まる学院生活や新しい出会い、何よりも自分の持つ無限の可能性に胸が高鳴る。
果たして、どんな学院生活があなたを待っているのか?!そして、ヒトリスに隠された秘密とは…。
劇的マーダーミステリー第7弾!
『ヒトリス~魔法の光は闇で煌めく~』
魔法学院を舞台に新たな青春が始まる!!制作スタッフ
総監督:ぺよん潤
脚本:小鳥谷びび
デザイン:吉沢たかし
イラスト:鈴本
ラインプロデューサー:中津川 輝
しごろ「ハ●ーポッター的な感じなのかね」
ふらんく「ハリ●タなんて嫌いな人いませんから」
しごろ「事前準備は……スマホと飲み物ぐらいか。スマホは公演中に使うっぽいからちゃんと充電しとかなきゃだな」
ふらんく「モバイルバッテリーもあるとさらに安心」
しごろ「場所は、丸の内線新宿御苑駅から徒歩3分、JR新宿駅からだと15分くらいかな」
ふらんく「9と3/4番線の発着時刻も確認しておかなきゃね」
しごろ「かなり好きだろお前」
そして当日、12月8日 JR新宿駅
ふらんく「来たぜ、新宿」
しごろ「丸の内線はよく分かんなくて怖いから乗らないぜ。ここから歩くぜ」
ふらんく「ナイトバスばりに怖いからね」
しごろ「ネタがしつこい」
ふらんく「テンション上がっちゃって」
てくてく歩いて徒歩15分……
しごろ「来たぜ、ギョエンジンチ」
しごろ「ビルの中が会場なんだな。看板なかったら通り過ぎるところだった」
ふらんく「ビルの名前を目標にすると迷わず辿り着けるよ。柳生(やぎゅう)ビル」
しごろ「では行きますか。2階だっけね」
ふらんく「4階は同じジンチの別作品の会場だよ。『アク』も良かったなぁ……!!」
ビルの2階で、会場開場まで待機する2人。
しごろ「開場までは踊り場で待つんやね。初見だと不安になったり、面食らったりするかもな」
ふらんく「会場の準備もありますからね。早めに着きすぎてもやることないし、近くまで着いたらカフェとかでゆったり過ごすのがオススメ。遅刻厳禁だから必ず会場の近くまで来てから時間を過ごすんだぞ!!」
しごろ「名前の通り新宿御苑も近いし散歩しても良い」
ふらんく「……トイレ行ってくる」
しごろ「この辺コンビニのトイレしかないぞ! 時間までに戻ってこいよ!」
ふらんく「ゼンショシマス」
しごろ「不安だ……」
その後、他の参加者の皆さんと談笑しながら会場を待つ。
しごろ(関係者ばっかりだ。というかジンチの代表さんがいる……)
そして、開場。
※掲載している写真は、許可を得た上で撮影を行なっております。
ふらんく「学校じゃん!! 窓まであるじゃん!!!」
しごろ「おぉ。小道具とかすごいね。これが劇的ってやつか」
ふらんく「学校の机だー! 世界で一番寝心地がいい机!!」
しごろ「ガタッってなるやつな」
準備・会場の案内を終え、キャラクター配役
しごろ・ふらんく「「ビ、ビジュがいい……!」」
ふらんく「うわー、みんな顔がいい! チルチルかわいいー! 誰やっても楽しそう!」
しごろ「それじゃ俺は普段やらないタイプのキャラを担当するぜ。糸目でニコニコしているハイタカ! 君に決めた!」
ふらんく「裏切りそう」
しごろ「メタ推理やめてください」
ふらんく「俺はエリートメガネのセイアくんだ!! 絶対主席で卒業する!!!」
そして入学式(オープニング)が始まる……。
公演中の一幕
(真剣なロールプレイの直後)
ユーシヤ(白岩ぱんだ)「おお! ちょっといいか!!」(ふらんくの靴を踏みつける)
セイア(ふらんく)「ユーシヤ……、今僕の足を踏んだのは、偶然か?」
ユーシヤ(白岩ぱんだ)「偶然だ!!!」
セイア(ふらんく)「本当か!? 本当なんだな!!?」
ユーシヤ(白岩ぱんだ)「ああ!! 偶然だ!!!!!(クソデカボイス」
ハイタカ(しごろ)「ゲーム関係なく普通に足を踏まれている」
※演出上、会場内には薄暗い場所があります。足元には気をつけましょう。
物語はエンディングを迎え……
しごろ「……これが、劇的」
ふらんく「青春だった……」
ふらんく・しごろ「「すごかったね……!」」
以下、ネタバレなしの感想
ふらんく「ネタバレなしで、どこが良かったか話そう」
しごろ「俺は実際に流れる音や照明を利用した光の演出、物語の流れの繋がり方にこだわりを感じた。これはどれかが独立しているものというよりは、総合的な演出のおかげだと思う。これが劇的の特徴で、専用のスタジオを作ってる強みだと感じたよ」
ふらんく「やっぱり物語の世界にどっぷり浸かれる、っていうのは最大の魅力だね。会場に入ってから帰るまで、ずっとその世界にいられるのは、体験としてめちゃくちゃ楽しい。そして!魔法は!!ありまぁす!!!」
しごろ「調査で得た証拠の確認にはスマートフォンを使うんだけど、その前に現実のスタジオ内を探し回る楽しみがある。イメージとしては、石の下をひっくり返して、何かないか探す感じ。多分マダミスのプレイ史上1番か2番くらい動いたと思う。あまり詳しくはないけど、リアル脱出ゲームに近いゲーム体験だったね。テキストの上だけじゃなくて、現実の行動として『調査』ができたのは嬉しかった」
ふらんく「あとはキャラクターとしてのロールプレイを楽しめる工夫が凝らされてたのも良かったね! キャラ同士の関係性とか、会話をするとっかかりが多かったのは遊んでて楽しかった!振り分けられた寮で、同じ寮の生徒同士で会話するの、面白かったですよ。プレイ後に衣装を着て記念写真が撮れるのも嬉しかったな〜。思い出に残るの、いいよね!」
これからプレイする方に向けての注意点
しごろ「やれることがとにかく多い。そして、やらなくてはいけないことも。普通のマダミスはせいぜいカードをやりとりしたり、最後にちょっとした動きをするくらいだけど、ヒトリスは基本ずっと動きっぱなしだ。考えなきゃいけないことも多いし、初心者の人はあっぷあっぷしてしまうかもしれないね。ただ、マーダーミステリー特有の殺伐感やテキストだけでゲームするっていうとっつきにくさはないから、初めての人も遊んでみて欲しいかな。マダミスに慣れていて、普段と違うゲーム体験を求めている人には、ピッタリだと思う」
ふらんく「調査以外の行動指示や、LINEへの入力が結構多いから、それを忘れずにやらなきゃいけないってのは注意が必要かな。プレイ中に「あれ?変かも」って思ったら、すぐにGMに確認しよう。あと、長時間のゲームになるから、トイレは公演が始まる前に済ませておいた方がいいね!」
しごろ「俺たちが参加した公演で完全に調整終了、ってわけじゃなくて、公演を重ねるごとにどんどんアップデートして、ゲーム体験を良くしていくみたいだし、これから参加する人たちはまたちょっと違った感想になるかもだけどね」
ふらんく「うおおもっと面白くなるんだったらもう一回遊びてぇ〜〜〜〜〜!」
総監督:ぺよん潤さんからのメッセージ
ぺよん潤 @peyon0530
ヒトリスはマーダーミステリーではありますが『魔法学校体験』というところで、友情や魔法の世界の体験を重視しています。
「魔法使いになれる」「寮生活を楽しめる」というところから、これまでマーダーミステリーやイマーシブに触れたことのない人たちにも興味を持っていただければと思っています。
初めての人たちに楽しんでいただければ、とても嬉しいです。
まとめ
劇的マーダーミステリー第7弾『ヒトリス~魔法の光は闇で煌めく~』の体験レポをお送りしました。
特別な公演マダミス「劇的マーダーミステリー」の最新作、ぜひあなたも魔法学院ヒトリスの学生として、魔法と謎に満ちた青春物語を体験してください!
素敵な公演にご招待いただいたロストプロダクトエンターテイメントさん、ありがとうございました!!!
マダミスTIMESでは、マーダーミステリーの取材・記事の執筆をしております。「この作品の記事も読みたい!」というリクエストや、公演へのお誘いをお待ちしております!!