マダミスとボドゲが遊び放題!初心者におすすめ『探偵キャンプ』レビュー

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ライターの山本です。
近年、メディアミックス等でさらに広がりを見せる「マーダーミステリー」。
パッケージ型の作品を自宅などでプレイしたり、通話ツールなどを用いてオンラインでプレイする、取扱いをする店舗に行ってプレイするなど、その遊び方は様々です。
今回は、東京都銀座に位置するマダミスやボードゲームが遊べるお店「探偵キャンプ」へ、実際どうやって遊べるのか? どんな雰囲気のお店なのか? 取材をさせていただきました。
マダミスが遊べるお店を探している方、必見です!

マダミスを遊びに行くまで

ビアガーデンでお肉を焼いていたとある日。

【友人】
実は最近マダミス気になってるんですよね。
どうやって遊べるんでしょう?

【筆者】
!!!!!
OK!!!
遊びに行こうぜ!!!!!!!!

元気なお返事をしたとはいえ、筆者もどちらかといえばオンラインでマダミスを遊ぶ民。オフラインについては専らパッケージを購入した友人に「一緒にやろうぜ〜」と誘ってもらう程度でしかなく、さて、一体どこでどうやって遊ぼう、と頭を悩ませました。

マダミスガチ勢と一緒だと緊張するから、まずは2人でマイペースに遊びたい… 初心者でも気軽に入れる場所で… 都心からのアクセスも良く… まだ遊んだことのない作品を取り扱っているところ…

そんなイメージを描きながら辿り着いたのが
探偵キャンプ』!!

場所はなんと、東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅から徒歩1分! JR有楽町駅からも徒歩7分。また、JR東京駅からも余裕で徒歩圏内です。

公式ホームページを見ると、取り扱い作品数は100作以上とのこと。 シナリオ一覧を覗いてみれば、筆者が遊んだことのない作品も発見し「探偵キャンプで遊んでみよう!」と指を鳴らしました。

ところで、取扱い作品一覧が人数によって掲載されているのは、便利ですごくありがたいですよね。 「2人用シナリオ」をタップしてみれば、パッケージ画像とプレイ時間・制作情報が掲載されていたので、遊びに行く前に「プレイ時間が⚪︎分のものを遊びたいから、⚪︎時〜⚪︎時に行きたいなぁ」なんて予定が立てられやすかったです。

探偵キャンプを予約する

友人からも「こんなお店があるんだ!」と、お出かけの賛同も得られ、来店予約をすることに。
予約なしでも来店OKとの記載もありましたが、今回は2人でマイペースに遊びたいと思ったので、事前に予約を行ってからお店へ向かうことにしました。

予約フォームを覗いてみれば、「ご予約時に他のお客様との相席を希望することができます!」の案内文が。 「この作品をプレイしたいけど、人数が…」といった場合や、「一期一会のマダミスをプレイしたい!」という方には嬉しいシステムですね。 勿論、今回の筆者のように「自分たちのグループだけで遊びたい」という方は、予約時に選択が可能なので、スタイルに合わせて予約を取りましょう。

探偵キャンプへ行く

そんなこんなで、どの作品をプレイしようかな〜なんてことを考えつつ、いざ探偵キャンプへ。

お店のドアを開けるとスタッフの方々が笑顔でお出迎えしてくださいました。

【筆者】
来店予約をした山本と申します

【スタッフさん】
いらっしゃいませ!
お席ご用意できております。こちらへどうぞ。

と、すぐにスペースへご案内いただきました。

テーブル広い! なんか雰囲気のある音楽流れてる! 買い物帰りの大荷物を置きながら席に座り、辺りを見回しました。

筆者たちが入店したのは18:00。 ご案内いただいた席の他に2つのスペースがあったのですが、両方とも既にお客様がおり、マダミスをプレイしている様子でした。 スペース間は防音パーテーションやロールカーテンで仕切られており、店内に流れる音楽もグループ内の会話であれば邪魔しない程度の音量で、筆者はあまり他のグループさんの声は気になりませんでした。

【スタッフさん】
ご来店ありがとうございます。当店のご利用方法やマーダーミステリーについてはご存知でしょうか?

席に着き、タイミングの良いところでそんなお声掛けをいただきます。 ご案内をお願いすると、「かしこまりました」と言いながら、一枚のガイドが1人ずつに配布されました。

マーダーミステリーとは?といった基本的な情報から、ハンドアウトなどの用語、ネタバレやゲームを楽しむための注意などを丁寧に説明していただきます。

説明をしながら「ここまでで分からないことはありませんか?」「質問があればいつでも声をかけてくださいね」と、仰っていただき、初めてマーダーミステリーに触れる方にも優しいな、と感じるガイドをしていただきました。

【スタッフさん】
持ち込みの食べ物があれば、ご自由にどうぞ。
近くにコンビニもあるので、お買い物に行っていただいてもOKですし、ウーバーイーツなんかもOKです!
お飲み物はこちらのドリンクメニューから、ソフトドリンクやアルコールドリンクをご注文ください!


お酒を飲みながらマダミス!!!

何を隠そう、筆者はお酒が大好きです。 ゲームを存分に楽しむために、心構えや思考力は十全に整えて挑むものですが、日も落ち夕食時も近くなれば晩酌もしたくなるというもの。

作品や一緒にプレイするメンバーなどによって変化する部分もあると思いますが、ここ、探偵キャンプは、お酒や食事と共にマーダーミステリーを楽しむ空間を用意してくれています。

【友人】
好きな時にお酒飲んでくださいね笑

【筆者】
ありがとうございます笑

なんて言葉を交わしていれば、一通りの説明を終えたスタッフさんが、今度はファイルを持って現れます。

【スタッフさん】
当店で取り扱っているお二人で遊べるマダミスはこちらのページです。
どれか気になる作品はありますか?

実はこの取材の時、探偵キャンプへの訪問は2回目でした。 前回遊べず、気になっていた作品を即決し、スタッフさんへお伝えします。

推理、開始。

作品の準備をスタッフさんにしていただき、いざ始まる推理の時……!!

テーブルには既に、メモ用紙とバインダー、ボールペン、名札、タイマーが用意されています。 椅子2脚に対し机1台という設備なのですが、この机1台につき1個タイマーが設置されています。 密談時間に制限があった時など、隔離したスペースでそれぞれ時間を確認する必要がある時に便利ですね。

GM(ゲームマスター/進行係)不在での進行になりますが、不明点があれば都度スタッフさんへ確認することができます。
個人的には、一緒にゲームをする仲間と「ああでもないこうでもない」と言いながら進行書を見る時間は好きなので、これも一つの楽しみ方になるのではないでしょうか。

この日の一作目を終え、感想戦と二作目の相談をします。 休憩時間はお手洗いも欠かせません。
店内から一度退出し、階段の踊り場へ出ると、華やかな「探偵キャンプ」のロゴが彩られるドアの隣に、もう一つのドアがあります。

中は男女共用のお手洗いとなっており、きちんと清掃もされています。ハンドペーパーが備え付けられているので、うっかり「鞄の中にハンカチを忘れた!」という時も安心です。
石鹸で手を洗って、店内の受付・精算カウンター備え付けのアルコール消毒も使用すれば、衛生面もバッチリです。

店内の暖かな空気から一変、冬の夜の寒さを少しだけ感じてから挑む二作品目は、筆者が持ち込んだ一作です。

100作以上の作品を有する探偵キャンプですが、マダミス作品はそれよりたくさん存在しています。 機会に恵まれず積まれたままの一作をお持ちの方は少なくはないでしょう。

探偵キャンプは、自分の買ったマダミスやボードゲームの持ち込みプレイがOKです。

相席募集サービスもあるので、そんな眠ったままの一作をプレイするのもいいですね!

その他の設備など

探偵キャンプは大きく3つのスペースに分かれています。 それぞれ、ロールカーテンや防音パーテーションで仕切られているので、他のお客様の様子はほとんど伺えません。

密談やグループ内で分かれてゲームを進行するシステムのある作品であれば、そのロールカーテンや防音パーテーションなどを隔てて遊ぶことができます。

マダミスは他作品のネタバレが気になるところですが、店内のBGMボリュームも程よく、自身のゲームが始まればそちらに集中するので、筆者は他のグループの話している内容は特別気になりませんでした。
読み込みの最中などは、ノイズキャンセリングイヤホンなどを使用しても良いと思いますし、耳栓のサービスも行われていますので、気になる方はそういったアイテムを利用することもおすすめです。

気になるお店の利用料はこちらです! 安価で気軽に立ち寄れるのも魅力の一つですね。

※利用料金は2024年2月1日現在のものです。

その他にも、探偵キャンプ主催のボードゲーム会などのイベントも開催しているそうなので、こちらもどこかで参加してみたいですね。

魅力について聞いてみた

そして今回、代表のLEOMAXさんに探偵キャンプの魅力についても取材をさせていただきました!

探偵キャンプ代表 LEOMAXさん

Q.探偵キャンプを開店したきっかけや経緯について教えてください。

A.LEOMAXと共同創業者のSASAは、実は高校の同級生コンビなんです。当時からオモロイことが大好きで、休み時間にふざけたり、独自の遊びを開発したりして遊んでいました。大学生、社会人になっても「オモロイもん好き」は変わらず、デスゲームを開催したり、大喜利大会を開いたりと、様々なエンタメに手を出してきました。
そんな中でマーダーミステリーに出会いました。
推理のために脳みそフル回転で挑んでいるのに、犯人にはうまく逃げられる。登場人物に感情移入し、心までガンガン揺さぶられる。気づいた頃にはこのゲームに心酔してしまっていました。
いつしか、「この面白さをより多くの人たちに知って欲しい、体験して欲しい」と思うようになり、探偵キャンプの立ち上げを決意しました。


Q.店舗をオープンされた際、こだわった部分(内装、立地など)があれば教えてください。

A.「マダミスのオモロさをたくさんの人に知ってもらうための店舗」として立ち上げたので、主にマダミス未経験者の方にとっての来店ハードルを下げることに尽力しましたね。具体的には、「業界最安水準の価格」「カフェのようなカジュアルで開放的な内装空間」「アクセスのしやすい立地(東京駅近く)」といった点に特にこだわりました。

Q.マーダーミステリーの店舗としては珍しい、パッケージ作品をGMレスで遊ぶ形式の店舗スタイルですが、どのような思いやお考えでこのようなスタイルにしたのか教えてください。

A.自分たちが「こんなお店が欲しい!」と思ったからです。自分たちが初めて遊んだマーダーミステリーはパッケージ作品だったのですが、パーティーゲーム感覚で遊べてすごく楽しかったんです。こんな体験をもっとしたいと思い、マーダーミステリーのお店を調べたんですが、GMあり公演型の「ガチ」なお店しか見つかりませんでした。GM公演型店舗の良さについては述べるまでもないですが、自分の求めていた「ふらっと気軽に遊べるお店」がなかったので、「じゃあ自分たちで作っちゃおう!」と考え、この形態になりました。
まぁ、お客さん目線にたった時にも、「遊べる店舗のバリエーションが増えること」は間違いなく良いことなので、これまでにない新しい形態の店舗が今後もどんどん増えて欲しいなと思います。


Q.来店されるお客様はどのような方(年齢層、男女比、グループの人数など)がいらっしゃいますか? また、お客様の相席もご案内されていますが、割合としてどのくらいの方が利用されていますか?

A.お客様は20~30代の方で、4~5名でいらっしゃる方が多いですね。ただ、「遊びたいと思った時に、ふらっと立ち寄って遊べるお店」にするのが目標のひとつなので、1人でも参加できる相席イベントをたくさん用意してます! その結果、相席希望のお客様も、3割くらいいらっしゃる印象ですね。ここで新しいマダミス友達ができて、一緒に遊びに来るようになる方も多いです。


Q.来店予約も可能ですが、お店の来店時間や予約時間など、狙い目・おすすめの時間があれば教えてください

A.土日祝の日中は満席となっていることが多くてご予約が難しいですが、夜19時〜22時くらいはちらほら空きがあるので狙い目です! 平日の仕事帰り、19:30~22:30くらいで気軽に遊びに来る方もたくさんいるので、ぜひ相席でマダミス仲間をつくってみてください^^


Q.イチオシ作品と、一番遊ばれている作品について教えてください。

A.まずは、探偵キャンプでしか遊べない限定シナリオ「あなたの原罪」は超超超おすすめです! こちらは通常営業時間外に行う、完全予約制のGM公演のみとなっておりますが、遊ばれたみなさまには非常にご好評いただいております。

『あなたの原罪』詳細はこちら

また、遊ばれている作品としては、仕事帰りでもさくっと遊べるライトな作品が人気な傾向にあります。特に人気の作品は『ウェンディ、大人になって』『京都異世界ツアー』『カナリアは歌わない』といった、グループSNEさんのミニシリーズ。個人的には、『ウェンディ、大人になって』はぜひとも遊んでほしい至極の一作です。


Q.2店舗目の出店を計画中とお見かけいたしました。どんな店舗(立地、内装、コンセプトなど)を出店する計画でしょうか?

A.横浜駅徒歩7分の立地で出店計画中です! マダミスのオモロさを広げていくため、まだほとんど店舗のない神奈川県の皆様に向けて、「マダミス民の憩いの場」となるような店舗ができればと考えています。銀座店の良いところは引き継ぎつつ、改善できるポイントはアップグレードした店舗にします。横浜店でしか遊べない最高の作品も提供予定なので、ぜひ楽しみにお待ちください〜!


Q.これからお店を利用したいと考えている方へメッセージなどがあればお願いいたします。

A.探偵キャンプでは100種類以上のマダミスが遊べるので、あなたや友人に合うマダミスがきっとあります! お酒やつまみを片手にワイワイ楽しめるものから、ストーリーに没入できるような骨太のものまで、あなたに合った作品をご提案させていただきます。未経験者も大歓迎! まずはホームページやイベントカレンダーを覗きにきてください^^



これからマーダーミステリーを遊んでみたい! と思っている方
気になるアノ作品を遊んでみたい方
ぜひ探偵キャンプへ足を運んでみてはいかがでしょうか。


山本
【プロフィール】 週末倶楽部の事務員。一般成人女性(多趣味)。マダミスはまだ初心者。

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