インタビュー

【DAY1】ゲームマーケット2023秋 マダミス関連ブースに突撃調査!

こんばんは。あんなです。

2023年12月9日(土)~10日(日)にかけて東京ビッグサイトで開催された「ゲームマーケット2023秋」。

今回は、現地に足を運んで、マーダーミステリー関連のゲームを頒布していたブースに突撃取材を行ってきましたので、ご紹介したいと思います!


三ツ首工房様

『SCPマーダーミステリー「SCP-XXXX-JP – その箱に残るものは」』

作品紹介
プレイヤー:5名(GM不要)
プレイ時間:150分
あらすじ

プレイヤーは財団に所属する財団職員となり、任務を通して事件に巻き込まれていく事になる。
ある研究サイトの地下フロアに閉じ込められてしまった面々は脱出のため調査を行なっていた。
しかし、博士の1人が死体で発見され事態はより深刻なものになっていく。
博士を殺した犯人は誰なのか、異常存在を収容することはできるのか、我々は無事脱出することができるのか。
そして財団職員として、あるいは別の何者かとして与えられた氏名を果たすことができるのだろうか?

個性豊かなキャラクターの人事ファイル。どうやら1人だけ管理ファイルのようだが…。(三ツ首工房様から画像提供いただき、筆者作成)

今回の作品はお昼すぎにはすでに完売。第ニ版の計画も

筆者が訪れた際には、すでに『完売御礼』の看板と、『第ニ版の販売もつくります…』と掲示があった。 今回予想以上に反応があったようで、「普段マーダーミステリーを遊んだことがないがSCPが題材になっていたから気になった」「マーダーミステリーを遊んでいてSCPも聞いたことあるからどんなものか気になる」といった方が多く購入されていったとのこと。 今後は第ニ版を作成し、2024年発売を目指すそうだ。今後の情報も要チェック。

マーダーミステリーのプレイヤーにSCPを知ってほしい

マーダーミステリーを遊ぶプレイヤーのほとんどは、SCPと聞いて「聞いたことあるけどよくわからない」人がほとんどだろう。だが、制作のなべす氏によると、「SCPって実はマーダーミステリーと相性がいいんです」という。もちろんSCPの知識がなくても遊べるので、「マダミスプレイヤーにも作品を通してSCPに興味を持ってほしい」と期待に胸を膨らませていた。

今後の展望は

なべす氏は今回のゲームマーケットでかなり注目があったことを受けて、かなり手応えを感じていた印象だ。次回作も2024年春以降に発売できるよう検討しており、SCPユーザーにマーダーミステリーを遊んでもらい、どちらのプレイヤーにも”布教”できればと願望を語っていた。

制作:なべす氏のX(旧:Twitter) https://twitter.com/nabes
作品紹介ページ https://gamemarket.jp/game/182287


JOKER PROJECT様

ミステリーテリングゲーム vol.5『オンエアが終わるまでに』

作品紹介
プレイヤー:2名(GM不要)
プレイ時間:60分
あらすじ

DJとゲストが交わす
軽快で何気ないラジオトーク
その裏側で巻き起こる事件の真実は

テーブルにはミステリーテリング5作品がずらっとお目見え。作品の特徴が一目でわかるデザインだ。

ミステリーテリングゲームという新たなジャンルを提供

ミステリーテリングゲームとは、物語を作りながら謎を解くという体験ができるJOKER PROJECTならではのジャンル。GM不要、プレイヤーは2人で60分と気軽に遊ぶことができるが、濃密な時間を過ごすことができるという。ミステリーテリングは今回で5作目。マダミスは好きだけど「マーダー(殺人)が苦手な人」に特におすすめとのこと。コンテンツディレクターの櫻井知得氏は「昔からミステリーが大好きで、その思いをつめて作成したので、ぜひミステリー好きな人にも楽しんでほしい!」と熱く語っていた。

クラウドファンディングで新たな試みに挑戦

「オンエアが終わるまでに」はクラウドファンディングを活用し、支援者への「リターン」としてテーマをもらい作品化された作品の第一弾だ。今回はラジオ好きな支援者からもらったテーマで、「自分たちにはない発想で新たな作品を生み出せた」と笑顔で語っていた。支援者への「リターン」で制作される作品は、今後もう1つ予定されているとのこと。どのような作品が出るかは今後の発表を待とう。

ラジオブースを舞台にミステリーを解く「オンエアが終わるまでに」

今回新作として登場した「オンエアが終わるまでに」は、ラジオのDJとその番組のゲストにきた女性がラジオを送るというシナリオだ。用意されたラジオの台本に沿って、番組を進行しながらその裏で巻き起こる事件の謎を解き明かす。ミステリーテリングゲームに共通するシステムではあるが、動画を使って進行していくので、進行もスムーズに行うことができる。また、対面で遊ぶことも、オンラインで離れた友達と遊ぶこともできる。どちらで遊ぶか、なかなか悩ましいところだ。

ミステリーテリング各作品の“より詳細なGMガイドや制作秘話ブック”も用意。常設店舗「AsoVIVA JOKer」や、今後のゲームマーケットにてゲットできるので、作品をより楽しみたい方は確認してみては。

JOKER PROJECT 公式サイト https://jokerproject.jp/
公式X(旧:Twitter) https://twitter.com/JOKer_Project_
作品販売ページ https://jokerproject.booth.pm/items/5252791


ミスボドゲームズ様

『上映中の殺人はお静かに -ミステリーデュオ-』

作品紹介
プレイヤー:1~5名(GM不要)
プレイ時間:45分, 60分
あらすじ

■『上映中の殺人はお静かに』のストーリー

ミニシアター「名画座 巴里」。 愛好家が集まる映画館で、ひとりの観客が死亡した。 一体、この映画館で何が起こったのか―?

(プレイ時間:45分/難易度:★★★☆☆)


■『巡回中の犯罪は速やかに』のストーリー

「移動図書館に本を借りに行く」 そう言って家を出た少女が行方不明になった。 彼女はどこに消えたのか? 足跡を辿り、消えた少女を探し出せ。

(プレイ時間:60分/難易度:★★★★☆)

文庫本のような可愛らしいパッケージを本棚に並べるように展示されていた。実際に筆者は本棚に並べて保管した。

フラグメントミステリーというHOの冊子がない遊び方

パッケージに入っているものはすべて『カード』だ。キャラクターの情報も含め、すべての情報はカードに記載されており、カードをめくって情報を集めて推理を進めていくという新たな遊び方が「フラグメントミステリー」だ。フラグメントミステリーは、2年ほど前から正体隠匿ゲームがまだ流行ではなかった頃に同サークルの作家秋山氏が制作を始め、今回で8作目となる。

今回の作品は2つのシナリオをあわせて発売されたシリーズ「ミステリーデュオ」の第二弾となる。前作を遊んでいなくても遊ぶことができる。ただし、マーダーミステリーと同じく一度遊んだら二度と遊べない点は同じとなるので、ネタバレには注意が必要だ。

ミステリー好きな人はぜひ遊んで!推理メインの2つシナリオが収録

本作「上映中の殺人はお静かに」は、表題作の他にもう1つ「巡回中の犯罪は速やかに」というシナリオも併せて収録されている。難易度は低くなく、推理要素が強めなので、推理をするのが好きという方に特におすすめだという。キャラクターになりきるというよりは、盤面を俯瞰して推理を楽しむ遊び方となる。

ゲーム終了時には解答を確認し、情報カードをどれだけめくったかで評価が変わるので、ぜひ高評価を目指してチャレンジしてみたい。

謎解きが好きなご夫婦が制作。大好きが詰まった作品たち

ミスボドゲームズは、シナリオを秋山真琴氏、イラストをぺこら氏が制作しており、二人とも謎解きやミステリー、ボードゲームが大好きなご夫婦だ。シナリオ制作の際の様々なチェックも自分たちでお互いに行っており、作品を作り上げているとのこと。「結婚した頃は作品を作るとは思わなかった。今後も自分たちが好きなものを、色んな人に楽しんでもらえるように制作に励んでいきたい」とぺこら氏は笑顔で語っていた。

ミスボドゲームズ公式サイト http://kairou.com/mbg/index.html
作品販売ページ https://booth.pm/ja/items/5315862


突然の訪問にも関わらず、快くお話しいただいた皆さま、ありがとうございました。

また残念ながら今回紹介できなかった作品、サークルも多くあります。マーダーミステリー関連のイベントが2024年には色々計画され、盛り上がっているので、足を運んで『突撃取材』をお届けしたいと思います!

DAY2編では、記者さばいもが突撃取材をしたサークルが数多く掲載されますのでお楽しみに!


あんな
2021年夏、友人に「マダミス作ったから遊んでほしい」という一言からマダミス人生スタート。気づいたらプレイ数が重なり、沼に入るどころか、もはや沼そのものになった人。 普段は、プレイヤーよりもゲームマスター(GM)がメイン。時折TRPGも嗜む程度の趣味。 オンラインゲームを嗜んできたためか、タイピングが早い。
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